鉄オタ

北朝鮮の新義州で反政府デモが発生！
なんてニュースが流れてネットで盛り上がっている。

前回の日記で中国版ジャスミン革命をとりあげ「中国の民衆の怒りは未だ臨界点に達していない・・・」と結論したのだけど、さて、北朝鮮の場合はどうだろうか？

相変わらず

「無料SNSランキングによる民衆革命の波がついに北朝鮮にまで届いた！」
「皆、Twitterで北朝鮮の民衆を応援しよう！」
なんて、馬鹿げた論調が多い様子だけど・・・

真相はこんな感じではないだろうか？

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保安所長「偉大なる金正日将軍閣下のご生誕を祝うために、平壌市内を華麗にライトアップをする！おまえらの家の電気を止めるからな！ついでに米の配給も減らすニダ！辛抱するニダ！」
民衆「え～～～、そんな～～」
保安所長「うるさい！文句言う奴らは強制収容所送りだぁ！」
民衆（ブチツ！）
民衆「こんな酷い役人は殺してしまえニダ！」
保安所長「あれ～！助けて～！特殊機動隊を呼んでくれ～！」
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要するに、単なる「事件」だと思う。

とはいえ、北朝鮮が現時点で世界最悪の独裁国家である事は間違えない。そんな最悪の国がなぜ存立しうるかと言えば、中国とアメリカ（日本、韓国）との緩衝地帯であるゆえだろう。
中国としては、韓国主導で朝鮮半島が統一されアメリカ軍が国境地帯に駐留されるのが最悪のシナリオだろう。
韓国としても、北朝鮮崩壊による混乱を乗り越えて統一国家を安定させるには莫大なコストが必要になることは承知している。
ただでさえ、「韓国版サブプライム」と言われている金融不安が表面化している事態である。
日本も国家財政が破綻寸前の状態で莫大な「北朝鮮復興支援金」なんてのを負担させられのは勘弁して欲しい。

要するに、大人の世界では「北朝鮮は今のまま、ずっと存立して欲しい」となるのだろう・・・

但し、金正日は既に中国も手を焼くほど発狂化している。
北朝鮮民衆の怒りも限界に達しているのかもしれない。

◇金正日一族を北京に亡命させる。
◇何でも言うことを素直に聞く、大人しい中国の傀儡政権を成立させる。

というようなソフトランディングが準備されているような気がする。

しかし、日本は厄介な隣人に恵まれていますね・・・